SSL化、httpsにして順位が落ちる大きな理由は簡単に説明すると、こういうことです。
内容の再クロールによる下落
httpsにしたときに従来のhttpから始まるサイトは無視して、改めてhttpsから始まるサイトが新しくできたサイトとして扱われます。
検索エンジンは新しいサイトでのサイトマップを使用して、ページを再クロール(再度読み込んで中身の検証)を行います。
そこで再クロールした際に意外と中身がよくない?と判断されると順位が落ちます。
特に15年くらい前のSEOは「Hタグにキーワードを乱立」とか「更新日だけを変更」などの小細工で上位順位に上がっていました。
しかし、今ではそういった小細工は一切通用しないで「中身重視(コンテンツ重視)」になってきているので再クロールの際に中身を検査されたときに「どこかのコピペ!?」とか「内容が薄い!」と判断されるとランクが下がってしまいます。
なので、古いSEOで検索上位なサイトほどhttpsにすると怖い感じになります。
参考例とするとアフィリエイトなどのサイトはhttpsにしたら飛ばされたという話がよく出ます。
これなんてまさしく内容が薄いサイトで小細工で順位を上げていたツケが今出たということがわかります。
特にコピーページに対する罰則が強化されているので飛ばされやすいのかもしれません。
ここで重要なのはhttpサイトのものは、同一アドレスならhttpsサイトもコピーページと認識されないのが救いです。
例:
https://aaa.aaaの内容はhttp://aaa.aaaのコピーであっても良い
しかし
https://aaa.aaaの内容はhttp://bbb.bbbのコピーであったらペナルティ
逆に上がる理由
「httpsにしたら上がった!」という話もあります。
これは古いサイトを作成したときにコンテンツはしっかりとした良いページであってもタグがきちんと整備されていなかったので良いサイトを見落としていたからです。
今見たらすごく内容が良い!と発見されて順位が上がったことが考えられます。
誘導サイト扱いされてしまう点
httpサイトの中にhttpsサイトのリンクを張るのはOKです。何も起こらないので今まで注意していなかったと思います。
しかしhttpsサイトからhttpサイトのリンクは「悪質サイトへの誘導」とみなされてしまうことがあります。
なので、httpsサイトのほうでリンクの再確認をするのは結構大事。
これはGoogle Search Consoleで警告が出たり、ページを開いたときにブラウザのカギマークや盾に!とか亀裂の入ったマークが表示されるのでわかります。
httpsにするのは簡単?
- サイト内の内部リンクのhttpで記述している部分をhttpsに変更
- wordpressなら「設定」のサイトのURL2か所をhttpsにする
- サーバーの「httpsにする」ボタンをクリック
- htaccessにhttpから来たリンクをhttpsに移動させるリダイレクトを記述
- Google Search Console(旧ウェブマスターツール)に再登録する
作業は間違いようもないことで、たったのコレだけです。
あとは1か月くらい検索に出なかったり順位が落ちたり…ヒヤヒヤする期間ですが、1週間くらいでGoogle Search Consoleに動きが出ますから、その間にエラーなどは見つけ次第修正する感じで過ごして検索エンジン様様で祈るしかないです。